甘く、苦く
第33章 お山【やっぱりさ】 session 1
櫻井side
「翔ちゃん、おはよ
朝ご飯、できてるよ」
「さとっさぁん……」
俺がさとっさんを引き寄せて
抱き締める。
そしたら、さとっさんが顔を赤くして
「起きてよ……」って呟いた。
……だめだ。
新婚生活、まだ馴れない……
もう3ヶ月も経ったのに。
「翔ちゃん、起きて?」
「嫌だぁーー…まだ寝るー」
俺が布団にくるまってたら、
さとっさんが諦めたのか、
寝室から出てった。
……行っちゃったな…
寝てたいけど、さとっさんが
いないなら意味がない。
「さとっさん…」
「なーに?」
こっちを向いたさとっさんは
ちょっと不機嫌そうな顔をしていた。
…はは、だよな…
「翔ちゃん寝相悪くてやだ。
昨日俺、翔ちゃんに落とされたんだからね?」
「そ、それはすまん…」
さとっさんが「これでチャラね、」
って言ってキスをしてくれた。
もちろん、唇に。
「さとっさぁん…」
「泣かないでよ。男でしょ?
情けないなぁ…」
ここから始まる俺たちの日常。
「翔ちゃん、おはよ
朝ご飯、できてるよ」
「さとっさぁん……」
俺がさとっさんを引き寄せて
抱き締める。
そしたら、さとっさんが顔を赤くして
「起きてよ……」って呟いた。
……だめだ。
新婚生活、まだ馴れない……
もう3ヶ月も経ったのに。
「翔ちゃん、起きて?」
「嫌だぁーー…まだ寝るー」
俺が布団にくるまってたら、
さとっさんが諦めたのか、
寝室から出てった。
……行っちゃったな…
寝てたいけど、さとっさんが
いないなら意味がない。
「さとっさん…」
「なーに?」
こっちを向いたさとっさんは
ちょっと不機嫌そうな顔をしていた。
…はは、だよな…
「翔ちゃん寝相悪くてやだ。
昨日俺、翔ちゃんに落とされたんだからね?」
「そ、それはすまん…」
さとっさんが「これでチャラね、」
って言ってキスをしてくれた。
もちろん、唇に。
「さとっさぁん…」
「泣かないでよ。男でしょ?
情けないなぁ…」
ここから始まる俺たちの日常。