
甘く、苦く
第38章 お山【どんなときも】session 2
大野side
「お疲れ様でした!」
「「「「「お疲れ様でしたー!」」」」」
五人で控室に戻る。
けど、俺は翔ちゃんと顔を合わせるのが
なんだか辛くて。
翔ちゃんが俺のことを見てるのに気付いても
気付いてないフリしてた。
「じゃ、リーダーうちらは
帰りますねーまた明日~」
「ニノ、じゃあねぇ~」
俺がニノにひらひらっと手を振る。
相葉くんも慌てて控室を出て
末っ子二人と話をしてる。
…で、控室に残ったのは
俺と翔ちゃん。
「さとっさん?
えーっと、取りあえず、
帰ろっか?」
「ん…」
取りあえずってなに?
いつもは手を繋ぎながら話ながら
駐車場に向かうけど、今日はそんなこと出来なかった。
俺が悪いの?
それとも…翔ちゃん?
絶対翔ちゃんだよね。
相葉くんとばっかりじゃれ合って
俺の子ことは無視。
耐えられるわけがないじゃんか。
「さとっさん?」
「なに?」
そんなぶっきらぼうな返事しか
今の俺には出来なかった。
翔ちゃんが困ったように笑いながら
俺の頭を撫でた。
「ごめんね?」
「…理由は?理由がないなら
謝っても意味なー「俺が相葉くんとばっかりつるんでたから、でしょ?」
…なんだ、わかってんじゃん……
「だから?」
あー、なんでこんなかわいくない返事しちゃうのかな……
自分で自分が嫌になるよ。
「相葉くんとばっかりつるんでごめん。
かまってやれなくてごめんね?」
「…俺も避けてごめん…
嫉妬、した…」
翔ちゃんが俺の頭を撫でた。
…惚れるっつーの。
あ、もう惚れてるか。
…惚れ直すっつーの。
「お疲れ様でした!」
「「「「「お疲れ様でしたー!」」」」」
五人で控室に戻る。
けど、俺は翔ちゃんと顔を合わせるのが
なんだか辛くて。
翔ちゃんが俺のことを見てるのに気付いても
気付いてないフリしてた。
「じゃ、リーダーうちらは
帰りますねーまた明日~」
「ニノ、じゃあねぇ~」
俺がニノにひらひらっと手を振る。
相葉くんも慌てて控室を出て
末っ子二人と話をしてる。
…で、控室に残ったのは
俺と翔ちゃん。
「さとっさん?
えーっと、取りあえず、
帰ろっか?」
「ん…」
取りあえずってなに?
いつもは手を繋ぎながら話ながら
駐車場に向かうけど、今日はそんなこと出来なかった。
俺が悪いの?
それとも…翔ちゃん?
絶対翔ちゃんだよね。
相葉くんとばっかりじゃれ合って
俺の子ことは無視。
耐えられるわけがないじゃんか。
「さとっさん?」
「なに?」
そんなぶっきらぼうな返事しか
今の俺には出来なかった。
翔ちゃんが困ったように笑いながら
俺の頭を撫でた。
「ごめんね?」
「…理由は?理由がないなら
謝っても意味なー「俺が相葉くんとばっかりつるんでたから、でしょ?」
…なんだ、わかってんじゃん……
「だから?」
あー、なんでこんなかわいくない返事しちゃうのかな……
自分で自分が嫌になるよ。
「相葉くんとばっかりつるんでごめん。
かまってやれなくてごめんね?」
「…俺も避けてごめん…
嫉妬、した…」
翔ちゃんが俺の頭を撫でた。
…惚れるっつーの。
あ、もう惚れてるか。
…惚れ直すっつーの。
