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甘く、苦く

第9章 お山 【君の隣で…】

大野side
「んっ、んんぅ.....」
俺が起きたのは朝だった。
昨日しょうちゃんが届けてくれたのかも......

合鍵.....渡しといてよかった。

「はぁー、眠い.....今なんじだ?」
横にある時計をとる。
6時半.....そろそろ行くかぁ。


俺はぱぱっと着替えをして近かったから歩いてテレビ局に向かった。

「おはよー!」
元気よく挨拶するとニノがいた。
ゲームに夢中になっていて気づいてないっぽい。

「にのみー!」
肩を揺するとようやく気が付いたみたい。
「リーダーか.....」
ニノはふっ、とため息をついた。
「そうだっ!リーダー、今日はご飯行きましょうね♪」
ニノが俺の手をとってにこにこと笑う。
「うん。いいよ。約束だしね。」
約束は破っちゃいけないからね。

「おはよー!リーダーとニノはやいね!」
相葉くんが元気よくはいってきた。

うるさいですっ、とニノに頭をはたかれてる。
「こらこら!ニノダメだよ!そーゆーことするとご飯にいかないぞぉ?」
「えっ?だめ!しないから!」
ニノが必死になって謝ってくる。

「じゃあこれからも相葉くんのことをはたいたりばかにしちゃダメだよ!」
「はぁい......」
ちょっとしゅんっとなるニノ。
ふふふ、面白い。

しょうちゃんと松潤は違う現場だから俺たちはスタジオへと向かった。

いいなぁ。松潤は....しょうちゃんと一緒の撮影で....

なんて思ってたらニノに
「リーダー!聞いてますか!」
と怒られた。
そうだよね。

今は収録中なんだから集中しないと!


結局相葉くんがスベりまくって終わった。
「ふふふ、面白かったね。」
俺が笑うとニノも確かにー、と言いながら笑う。
「うー、スベりすぎた。」
相葉くんがしゅんっとなる。
「でもさ、面白かったし?」
ニノがちょっと素直なことを言った。
「ニノ。ありがとう!!」
相葉くんがニノに抱き付いた。
ニノはやめてくださいっ!て言いながらも顔は緩んでいた。

ふふふ、相思相愛だね。

いいなぁ、俺もしょうちゃんと.....なんて.....

今日 ニノとご飯行ったらしょうちゃんに電話しよっかなぁ。

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