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甘く、苦く

第9章 お山 【君の隣で…】

櫻井side
松潤との収録はひさしぶりだった。

とっても楽しかった.....けど、リーダーやニノ、相葉くんがいないとなんか
スイッチはいんないんだよね。
やっぱり俺らは五人で嵐なんだな~って感じた。

「しょうちゃん、このあとご飯いかない?」
松潤が誘ってくれたけど
「ごめん。今日はいいや。」
パスしておいた。
なんか、だるいし、疲れた。

昨日、リーダーを家に送ってから、なんか体が熱くなるんだよなぁ。
やっぱりさリーダーのこと....好きなんだろうなぁ。

「はぁっ......」
玄関を閉めた途端にため息が漏れた。

ダメダメ。櫻井翔、幸せが逃げてくぞ。

自分にそう言い聞かせてもため息しかでなかった。


次の日
「しょうちゃん!ココアとコーヒーどっちがいい?」
相葉くんがにこにこしながら缶をもっている。
「どっちでも良い。」
それよりさ、リーダーとニノは?
って聞きたかった。

「はいっ!じゃあ、右と左どっちがいい?」
「左.....」
相葉くんはココアを差し出した。
「あんがと.....」
「うふふ、どういたしまして。」
相葉くんがさっきよりもにこにこっと笑った。

「遅れましたぁー!」
ニノが勢いよくドアを開けた。
リーダーは?
聞きたかったけど聞けなかった。

それからちょっとしたらリーダーがぜぇぜぇ言いながら来た。
「遅かったね。どうしたの?」
俺がリーダーに聞くとリーダーは寝坊した....としょんぼりしながら言った。
そんな顔もカッコよくて、俺の体はまた昨日みたいに熱くなった。


おかしい、おかしい、おかしい、おかしい!!!!
リーダーを好きって言うのは気づいてたけど体が熱くなるのは初めてだった。

やっぱりさ、好きなんだよなぁ。
告白.....しよっかなぁ....

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