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甘く、苦く

第40章 翔ちゃん happy birthday ♪

相葉side



今日は翔ちゃんの誕生日。



だから、今日は俺が料理を作る!



はずだったんだけど…





翔ちゃん、爆睡。



「朝御飯作るから待っててね」



って言ったら、ソファーでごろごろし始めて。



そのまま、二度寝。



「翔ちゃん、起きてー?」

「……」



……寝てるじゃん。


もー、やだなぁ。



とか思いながら、翔ちゃんの寝顔を
にやにやしながら見る俺。



「ん?雅紀…?」



俺が卵焼きを作ってたら、
翔ちゃんが起きた。



髪がぴょんっと跳ねててかわいい。



「翔ちゃん、二度目のおはよ♪」

「んー…」



翔ちゃんが眠たそうに目を擦りながら
俺に近付いてくる。



そしたら、俺を思いっきり抱き締めた。




「翔ちゃん?」

「朝ご飯よりさ、
雅紀を食べたいな?」



耳元で囁かれて、体が反応する。


俺がなにも言えないでいると、
翔ちゃんが耳をかぷっと食べた。



「ひゃぁぁんっ」



翔ちゃんは火を止めて
卵焼きをお皿に盛り付けた。



そしたら、ぺたんって座り込んでる
俺を抱き上げて、寝室に入った。



「雅紀、いただいいきまーす♪」

「ひゃあっ…」




朝から、翔ちゃんに食べられました…

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