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甘く、苦く

第40章 翔ちゃん happy birthday ♪

相葉side




…ん?



なんか、腰が軽い…。



俺が目を覚ますと、
隣には翔ちゃんの寝顔。



…かわいい。


いや、かっこいいんだけどさ。


無防備過ぎじゃない?


…こんな顔見せるの、
俺だけだからね……。



他の人なんかに見せたら、
絶対許さないんだから。



俺は翔ちゃんに優しくキスした。



そしたら、翔ちゃんの瞼が
開いて、目が合った。



……しばらく見つめ合って、
どちらかともなく、キスを交わした。



「げっ!もうこんな時間じゃんかぁ!」



時刻は午前十一時半。



……翔ちゃんの誕生日なのに、
寝過ぎちゃった……



半日くらい寝てたってこと?



あー、やっちゃったなぁ。



「ふわぁぁ…雅紀、おはよー」

「おはよーじゃないよー!
もう、こんにちはの時間帯だよ!?」



翔ちゃんは、そうだなぁって
呑気な返事。



……自分の誕生日なのに、
いいのかなぁ。


俺は無防備な翔ちゃんの背中に
飛び付いた。

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