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甘く、苦く

第40章 翔ちゃん happy birthday ♪

櫻井side



「はぁ……」




雅紀が腰を押さえて、
ため息をする。



…た、たしかに俺も悪いけどさ!



「翔ちゃん…」

「は、はい!」



雅紀が上目遣い気味に
俺の名前を読んだ。



「腰、マッサージして?」



潤んでる瞳で言ってくるから、
俺は抵抗できなくて、仕方なく、
マッサージすることにした。



……雅紀は寝てるし。



さっきまで、「気持ちいい~♪」って
きゃっきゃと騒いでたのに……



寝やがった。




俺は雅紀の頬を撫でて、
さらさらと揺れてる髪の毛を撫でた。



すぐ隣に愛しい人の寝顔。



…かわいい。



雅紀の寝息を聞いてるうちに、
こっちも眠くなってきて。



気が付いたら、夢の中だった。

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