
甘く、苦く
第43章 翔智和雅×潤 【みんなのもの】
唇を離すと、潤は足りないって顔してて。
…知ってるよ。
効いてきてるんだよね。
さすが速効性。
「…しょぉくん…ね、」
「ん?」
潤の頬を優しく撫でながら
俺は耳を傾けた。
…みるみるうちに
紅潮していく潤の顔。
俺たち四人はその姿に
唾を飲んだ。
「しょぉくん、ぁっ…」
思わず、潤を押し倒していた。
…俺だけを見ていてほしかった。
もちろん、他の三人のことだって
大事だけど。
「翔ちゃん抜け駆け禁止~っ」
「うおっ…」
相葉くんに押されて
横にいたリーダーの上に倒れ込んだ。
リーダーはびっくりして
表情が固まっていた。
「…翔くん、積極的だね笑」
「あ、相葉くんが押すから!」
「潤くん、ちゅー」
声のした方を振り返ると
相葉くんとニノが潤とキスをしていた。
それを見た俺たちはなんか雰囲気で
キスをしていた。
「…潤く…んぅ」
「ぁ、相葉さんずるい…」
後ろで聞こえる潤の吐息が
やっぱりエロくて俺たちはそっちに乱入。
潤の唇や首筋を舐めた。
そのうち相葉くんがするすると
潤の服の中に手を入れていた。
