甘く、苦く
第44章 末ズ【僕の世界、君の世界】
松本side
「もうこんなの二度と着ないっっ」
目覚めたのは朝で、
ニノは腰を押さえながら
俺を睨んでいた。
……かわいかったのにぃ…
「えー
なーんでー?」
「とーにーかーくっ!
もう絶対に着ないからね!」
ニノは抱っこしてって
両手を広げた。
……もー。
腰が痛いからって理由で
俺を利用してー……。
「……潤くん、あのさ、」
「ん?」
ニノは頬を赤らめて
俺を見つめた。
うん。かわいい。
俺が止まってニノと
見つめ合ってたら、ニノが口を開いた。
「…やっぱいいや」
「え?」
「いいのっ!
今は……言わない」
ニノは悪戯っ子みたいに微笑んで
俺から降りた。
…え、自分で歩けたの?
「ちょ、ニノ、」
「潤くん…やっぱ腰痛い」
廊下に倒れ込んで腰を
押さえるニノ。
もう、無理しすぎだよ。
俺はニノをひょいっと
持ち上げて風呂場まで
運んだ。
「…潤くん…あのさ、」
「んー?」
「結婚、したいな…」
「え?」
僕の世界と君の世界が
少しずつリンクしていく。
ー終わりー
「もうこんなの二度と着ないっっ」
目覚めたのは朝で、
ニノは腰を押さえながら
俺を睨んでいた。
……かわいかったのにぃ…
「えー
なーんでー?」
「とーにーかーくっ!
もう絶対に着ないからね!」
ニノは抱っこしてって
両手を広げた。
……もー。
腰が痛いからって理由で
俺を利用してー……。
「……潤くん、あのさ、」
「ん?」
ニノは頬を赤らめて
俺を見つめた。
うん。かわいい。
俺が止まってニノと
見つめ合ってたら、ニノが口を開いた。
「…やっぱいいや」
「え?」
「いいのっ!
今は……言わない」
ニノは悪戯っ子みたいに微笑んで
俺から降りた。
…え、自分で歩けたの?
「ちょ、ニノ、」
「潤くん…やっぱ腰痛い」
廊下に倒れ込んで腰を
押さえるニノ。
もう、無理しすぎだよ。
俺はニノをひょいっと
持ち上げて風呂場まで
運んだ。
「…潤くん…あのさ、」
「んー?」
「結婚、したいな…」
「え?」
僕の世界と君の世界が
少しずつリンクしていく。
ー終わりー