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甘く、苦く

第44章 末ズ【僕の世界、君の世界】

二宮side



「ご主人っ、様……」



もう何回欲を吐いたか
わからなくなっていた。


止まらない潤くんと
ただ揺さぶられるだけの俺。



「ニノ、」

「なぁ、に?」



無理して笑顔を作って
潤くんの言葉に耳を傾ける。


潤くんの柔らかい唇が
俺の唇に触れた。



………照れるじゃん。



「…っあ」



俺自身をぎゅっと握って
ゆるゆるとスライドさせた。


…俺がびくびく体を揺らしながら
甘い声を出してると潤くんはさっきよりも
速く腰を動かした。




「ひゃっあぁんっ…」

「ニノ、かわいい…ん」




やば…



潤くんがガンガンと腰を打ち付けて
俺はイってしまった。


…あ、潤くんもイった。



どさっと覆い被さってきて
俺は潤くんの息遣いを感じながら
瞼をゆっくり閉じた。





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