甘く、苦く
第45章 にのあい【現在進行形】
相葉side
リーダーににののなにがわかるの?
俺がにののこと一番わかってる。
「にの、もらっちゃってもいいの?」
……嫌だ。
だって、にののいない生活は
全然楽しくない。
にのといる時間が
全部翔ちゃんとになって。
もちろん楽しかった。
けど、少し違った。
キスとかしたいと思わなかった。
やっぱり翔ちゃんは、
兄貴で親友で。
……だから、恋愛対象の
好きじゃなくて。
昨日、翔ちゃんと話したんだ。
「相葉さっ、痛い…」
にのの震えた声が聞こえて
俺は我に返った。
掴んでいた手を離して
にのの唇にそっと口付けた。
にのの体が強張ったのが
わかった。
俺が油断してたら、
にのが俺を突き飛ばした。
「最っ低……」
「ごめん…」
にのはぼろぼろと
大粒の涙を流した。
「…いくら待ったと思ってんだ。
……バカヤローっ」
にのが俺をぐいっと引き寄せて
唇を重ねた。
「勘違いしてた。
…俺、にのがいないと
全然楽しくないよ…」
「うん…」
にのは俺に抱き付いたまま
離れなかった。
…もう離さないから。
離れないで。
俺の愛しい人。
ー終わりー
リーダーににののなにがわかるの?
俺がにののこと一番わかってる。
「にの、もらっちゃってもいいの?」
……嫌だ。
だって、にののいない生活は
全然楽しくない。
にのといる時間が
全部翔ちゃんとになって。
もちろん楽しかった。
けど、少し違った。
キスとかしたいと思わなかった。
やっぱり翔ちゃんは、
兄貴で親友で。
……だから、恋愛対象の
好きじゃなくて。
昨日、翔ちゃんと話したんだ。
「相葉さっ、痛い…」
にのの震えた声が聞こえて
俺は我に返った。
掴んでいた手を離して
にのの唇にそっと口付けた。
にのの体が強張ったのが
わかった。
俺が油断してたら、
にのが俺を突き飛ばした。
「最っ低……」
「ごめん…」
にのはぼろぼろと
大粒の涙を流した。
「…いくら待ったと思ってんだ。
……バカヤローっ」
にのが俺をぐいっと引き寄せて
唇を重ねた。
「勘違いしてた。
…俺、にのがいないと
全然楽しくないよ…」
「うん…」
にのは俺に抱き付いたまま
離れなかった。
…もう離さないから。
離れないで。
俺の愛しい人。
ー終わりー