
甘く、苦く
第46章 磁石【move on now】session1
二宮side
頭をポンポンされて嬉しかったのは秘密。
「うわ、うまそー」
「でしょ?俺、こう見えても
料理には自信あるから」
おにーさんはテリーヌを見て
瞳を輝かせてる。
作ったのはテリーヌだけじゃない。
だって、テリーヌは前菜みたいなもんだから。
カップラーメンばっかり食べてたから、
なんか違うもの食べたいなあって。
…ビーフシチュー、作ってみた。
「…お前、すげぇな」
「ふふ、でしょー?」
胸の前でピースする。
これは、いつもまーくんと
ゲームをして勝ったときにする約束。
「…二宮、食えよ」
「え?一緒じゃないの?」
おにーさんは「着替えてくる」
って言って、自分の家に戻っちゃった。
…そうだよね。
ここは俺の家でおにーさんの家じゃないから…
おにーさんが好きでも、
この想いは胸に秘めておこう。
「あれっ?二宮食べてねぇの?」
「…待ってたの!わかれよ!馬鹿!」
俺がおにーさんに
暴言を吐いた。
しまった、と思って口を押さえたら、
おにーさんが俺を包み込んだ。
「おに、さん?」
「ばーか…
待たせてごめんな?」
…口、悪いくせにどうしてこんなにかっこいいのかな。
俺、やっぱり諦めれないかも…
頭をポンポンされて嬉しかったのは秘密。
「うわ、うまそー」
「でしょ?俺、こう見えても
料理には自信あるから」
おにーさんはテリーヌを見て
瞳を輝かせてる。
作ったのはテリーヌだけじゃない。
だって、テリーヌは前菜みたいなもんだから。
カップラーメンばっかり食べてたから、
なんか違うもの食べたいなあって。
…ビーフシチュー、作ってみた。
「…お前、すげぇな」
「ふふ、でしょー?」
胸の前でピースする。
これは、いつもまーくんと
ゲームをして勝ったときにする約束。
「…二宮、食えよ」
「え?一緒じゃないの?」
おにーさんは「着替えてくる」
って言って、自分の家に戻っちゃった。
…そうだよね。
ここは俺の家でおにーさんの家じゃないから…
おにーさんが好きでも、
この想いは胸に秘めておこう。
「あれっ?二宮食べてねぇの?」
「…待ってたの!わかれよ!馬鹿!」
俺がおにーさんに
暴言を吐いた。
しまった、と思って口を押さえたら、
おにーさんが俺を包み込んだ。
「おに、さん?」
「ばーか…
待たせてごめんな?」
…口、悪いくせにどうしてこんなにかっこいいのかな。
俺、やっぱり諦めれないかも…
