甘く、苦く
第46章 磁石【move on now】session1
二宮side
軽蔑されると思った。
てか、みんなそうだったから。
今まで付き合ってきた奴も
俺がその事を告白したら
拒否られた。
ほら、だから、きっとこの恋もら
儚く散るんだろうな。
とか、勝手に諦めてた。
「好きだ。そんなの関係ない」
……嘘でしょ?
こんなに汚れてて
かわいくない奴だよ?
俺が目をパチパチさせてると
櫻井さんはキスをした。
「これ、証拠ね」
櫻井さんは俺の唇に人差し指を当てて
ふふっと笑った。
俺は泣きそうになって
それは見られたくなくて。
思いっきり抱きついた。
「好きー…」
「俺もだよ」
「愛してる」
「俺もね」
こんなに暖かい腕、
大野さん以外知らなかった。
……けれど、いつかは
この腕から離れなければいけない。
櫻井さんにキスされたときから、
悪夢のカウントダウンはもう、
始まっていた。
ー続くー
軽蔑されると思った。
てか、みんなそうだったから。
今まで付き合ってきた奴も
俺がその事を告白したら
拒否られた。
ほら、だから、きっとこの恋もら
儚く散るんだろうな。
とか、勝手に諦めてた。
「好きだ。そんなの関係ない」
……嘘でしょ?
こんなに汚れてて
かわいくない奴だよ?
俺が目をパチパチさせてると
櫻井さんはキスをした。
「これ、証拠ね」
櫻井さんは俺の唇に人差し指を当てて
ふふっと笑った。
俺は泣きそうになって
それは見られたくなくて。
思いっきり抱きついた。
「好きー…」
「俺もだよ」
「愛してる」
「俺もね」
こんなに暖かい腕、
大野さん以外知らなかった。
……けれど、いつかは
この腕から離れなければいけない。
櫻井さんにキスされたときから、
悪夢のカウントダウンはもう、
始まっていた。
ー続くー