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甘く、苦く

第47章 翔潤【Happiness of the from】

櫻井side




俺は機嫌が悪い。


なんでかって?
わかるだろ?



潤がニノと相葉くん、ニノと相葉くんって
連呼するからだよ。


今、この瞬間も隣にいて欲しいのに
潤はあの二人と楽しそうに話してる。


そんな俺を見てリーダーが
はいって新聞を差し出した。



「何で新聞…?」

「え、翔ちゃんが
いつも読んでるから。」

「……。」



俺はリーダーから新聞を受け取って
今日のニュースに目を通した。


…特に面白いニュースはない。



俺が三人を見ていると
相葉くんが気付いたのか
潤に耳打ちをした。


…くそおおおおお!

お前ら、何を話してるんだああああ!

(↑親バカならぬ潤バカ)



俺がイライラしていると
潤が隣に来た。



「翔さん、」

「なに?」



自分でもわかるくらい
声が低い。


潤は変わらない笑顔のまま
俺に抱きついた。



「翔さん、大好きっ」

「はっ?」



潤が巻き付いて離れなくなった。


…あぁ、うん…。


相葉くん、さんきゅ。



相葉くんがこちらを見て、
ヘンテコなウィンクをした。





ー終わりー

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