甘く、苦く
第48章 モデルズ【反比例・比例】
松本side
仕事は順調に進んで
もう解散。
「んじゃあねー」
翔くんとリーダーが
揃って楽屋を出る。
残されたのは俺と雅紀とにの。
三人でいるのもあれだから
俺は帰り支度をした。
「じゃあ…また明日。」
顔を見れずに
楽屋から出ようとした。
二人は…どうするんだろう。
雅紀は…にのと帰るのかな。
そんなこと思っていたら、
楽屋に忘れ物をしたことに
気が付いた。
明日でもいいかなって思ったけど
明日はこの局に来ない。
「はぁ…。」
ほんと、いいことねえな。
俺が楽屋まで逆戻りしてたら、
雅紀とにのとすれ違った。
仲良さそうに笑いながら
歩く二人の姿を、俺は
見ていられなかった。
あの距離感は俺のものだったのに。
なのに…。
手に入らない。
幸せそうな二人を見ていられなくて
雅紀の手を掴んだ。
仕事は順調に進んで
もう解散。
「んじゃあねー」
翔くんとリーダーが
揃って楽屋を出る。
残されたのは俺と雅紀とにの。
三人でいるのもあれだから
俺は帰り支度をした。
「じゃあ…また明日。」
顔を見れずに
楽屋から出ようとした。
二人は…どうするんだろう。
雅紀は…にのと帰るのかな。
そんなこと思っていたら、
楽屋に忘れ物をしたことに
気が付いた。
明日でもいいかなって思ったけど
明日はこの局に来ない。
「はぁ…。」
ほんと、いいことねえな。
俺が楽屋まで逆戻りしてたら、
雅紀とにのとすれ違った。
仲良さそうに笑いながら
歩く二人の姿を、俺は
見ていられなかった。
あの距離感は俺のものだったのに。
なのに…。
手に入らない。
幸せそうな二人を見ていられなくて
雅紀の手を掴んだ。