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甘く、苦く

第12章 にのあい&お山&松潤【五人】

二宮side
最近、松潤と仲良いじゃん....
寂しいんだからな!!

なんて、言えなくて.....

「ふふふ、しょーちゃん♪」
「さとっさぁん♪」
楽屋ではリーダーとしょーちゃんがいちゃついてた。

うわー、うざいわぁ....

「ちょっと、ここでいちゃつかないでください」
べりっと引き剥がすと、リーダーに頬をむにっと摘ままれた。

「なんれふか?」
「別に?意味はない。」
とか言いながらずっと摘まんでるじゃん。

「さとっさん、ニノばっかりズルい.....」
そう言うとリーダーとしょーちゃんは俺を挟んでキスを交わした。

「んむぅ...んぅ...」
ちょっと、ちょっと....
メンバーいるんだからさぁ....

常識だろ?

なんで....リーダーとしょーちゃんはこんなに仲良いのに俺たちは.....

「おっはよー!」
元気な声がして俺は顔をあげた。
「相葉さん.....」
ヤバイ....なんか泣きそう...

「ニノ~、となりいい?」
「や。」
俺は相葉さんからするっと逃げた。

「えー?なんでぇ?」
「や、です。」
もう、嫌になってきて楽屋からでた。

今はトイレ。
なんかね、戻りづらくなっちゃった。
だってさ、どーせ相葉さん、泣きそうになってるし....

そんな顔、ホントは見たくないけどさ、しょーがないじゃん。

「ニノ~?」
聞き慣れた声がトイレに響いた。
「あーばさん.....」
「ニノだぁ...!」
相葉さんが俺をぎゅうっと抱き締めた。
「ごめんね?」
「俺も....ごめんなさい。
大好きです.....んっ、」
相葉さんが俺に優しくキスをした。

「ふふ、ニノかわいい♪」
「なっ.....!!!//////」
逃げていく相葉さんを俺はにやにやしながら追いかけた。

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