
甘く、苦く
第50章 お山【君のためにできること】
大野side
「…くしゅんっ」
「あ、ティッシュいる?」
そう声を掛けてくれたのは、
やっぱり翔ちゃんで。
「あり、くしょんっ」
「ありくしょん?笑
はい。風邪引かないようにね。」
俺は笑顔で頷き、翔ちゃんから
ティッシュを受け取った。
翔ちゃんも笑顔だったから、
なんだか嬉しくなった。
ふわふわのティッシュは、
翔ちゃんの心を表しているようで。
鼻をかむ俺を見て、翔ちゃんは
母ちゃんみたいに優しく微笑んでる。
すっごく、愛おしそうに。
「ティッシュ、ありがと。」
「あー、いいよ。
それ上げる。あった方がいいでしょ?」
「え…いいの!?」
「うん。俺いっぱい持ってるし。」
にこにこと微笑み、
俺の頭を撫でてくれる翔ちゃん。
…やっぱり、俺の王子様。
「…ん、ありがと。
翔ちゃん大好き。」
「ふふ、俺も好きだよ。」
俺たちが二人で顔を見合わせて
笑っていたら収録の時間になっちゃって。
「…もうこんな時間かぁ…。
じゃあ、行こっか?」
「うん、行くー。」
先頭を歩く翔ちゃんの
斜め後ろを歩いていく。
翔ちゃんの大きな背中に
抱きつきたい衝動を
なんとか堪えた。
「…んふふ、」
「なに笑ってんの?」
「えへへ、」
「もー可愛すぎ。」
俺たちがいちゃいちゃしていたら
ニノに「家でやってください」って
言われちゃった。
「…くしゅんっ」
「あ、ティッシュいる?」
そう声を掛けてくれたのは、
やっぱり翔ちゃんで。
「あり、くしょんっ」
「ありくしょん?笑
はい。風邪引かないようにね。」
俺は笑顔で頷き、翔ちゃんから
ティッシュを受け取った。
翔ちゃんも笑顔だったから、
なんだか嬉しくなった。
ふわふわのティッシュは、
翔ちゃんの心を表しているようで。
鼻をかむ俺を見て、翔ちゃんは
母ちゃんみたいに優しく微笑んでる。
すっごく、愛おしそうに。
「ティッシュ、ありがと。」
「あー、いいよ。
それ上げる。あった方がいいでしょ?」
「え…いいの!?」
「うん。俺いっぱい持ってるし。」
にこにこと微笑み、
俺の頭を撫でてくれる翔ちゃん。
…やっぱり、俺の王子様。
「…ん、ありがと。
翔ちゃん大好き。」
「ふふ、俺も好きだよ。」
俺たちが二人で顔を見合わせて
笑っていたら収録の時間になっちゃって。
「…もうこんな時間かぁ…。
じゃあ、行こっか?」
「うん、行くー。」
先頭を歩く翔ちゃんの
斜め後ろを歩いていく。
翔ちゃんの大きな背中に
抱きつきたい衝動を
なんとか堪えた。
「…んふふ、」
「なに笑ってんの?」
「えへへ、」
「もー可愛すぎ。」
俺たちがいちゃいちゃしていたら
ニノに「家でやってください」って
言われちゃった。
