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櫻井side



いつもやられる。

雅紀の真っ直ぐで混じり気のない
澄んだ瞳に。


「あっ…しょ、ちゃ……っ」



どれだけ汚しても
雅紀は綺麗なまんまで。

俺を浄化させてくれるから。



どれだけ犯しても、
汚しても、お前きっと
綺麗なまんまなんだろう。


もっとって言うから、
雅紀が欲しがるから。

俺はたっぷりキスをしてやる。


味わうようなキスも好きだけど
噛み付くようなキスだって……

大好物だ。



「翔ちゃぁん……。」



俺を上目遣い気味に見上げて、
切な気に俺の名前を呼ぶ雅紀。


欲しいって言うから
仕方なくあげてやる。



翔ちゃんが欲しい。だなんて
可愛いこと言うから。



何度シても
もっともっとって、
切な気に言うんだもん。


つい、甘やかしちゃうんだ。



「翔ちゃん、もっと、欲しい…」



肩で息をしてるくせに
もっともっとって

ずーっと言ってる。


さすがに雅紀の負担になるから
物分かりの良い俺はやめた。



「雅紀、体壊しちゃうよ？」

「やだぁ…欲しいよお…」



今にも涙が溢れそう。