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甘く、苦く

第55章 にのあい【俺だけのDisco Star】

二宮side



「あ、ふぁ、」


くちゅくちゅと厭らしい音が
寝室に響く。

ダイレクトに耳にかかる吐息は、
いつもより、温かくて。

ゾワっとするほど、
妖艶な笑みを浮かべていて。

少し勝ち気な瞳が
俺を捉えて離さない。


「もっ回、イく?」

「や、も、一人でイきたく、なっ…」

「でも、ここ、苦しそうだよ?」


ぐりっと亀頭を潰すように触れば

「ひうっ…」


って、相当我慢してる声が聞こえた。



「イきたくないんだね?」

「あ、ぅ、」

「もー、どっちなの?
出すの?出さないの?」

「はぁ、あ、ぁあっ」


ゆるゆると上下にスライドさせれば、
雅紀自身が脈を打ち始める。

そんなのを見てると、
当然俺もムラムラしてきて。


乱暴に擦り上げるけど、
優しいキスをしてあげる。


「ぁ、ふぁ、」



もっと



「んっ、かず、」



もっと



「ひゃ。だめぇ…っ」



聞きたい。



「あぅ、ぁあっ、やだやだぁっ」



雅紀の甘い声。










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