甘く、苦く
第56章 翔潤【隣にいたい】
松本side
「翔くんっ…」
「あ、潤。おはよ。」
…あぁ、カッコいいなぁ
…あぁ、もうちょっとだ。
翔くんにもう少しで
触れられる。
「ふは、どうした?
汗だらだらじゃん?」
「しょ、くんの、後ろ姿、
見え、たから。
走ってきた…あーっ、間に合った!」
俺、松本潤は、
もう何年も叶わない
片想いをしてる。
…いいんだ。別に。
「…あー、そっか。
潤、朝弱いもんね。」
「そうだよっ。
翔くんとおんなじ時間にいくために、
頑張ったんだからね?」
「ふは、そこまでする意味、
ある?」
「あるのっ!」
「例えば?」
「それは、翔くんが…」
『好きだから。』
言いそうになって、
慌てて口を押さえた。
「俺が?」
「しょ、翔くんが…
サッカーしてるとこ、
みたかった、から。」
嘘は言ってない。
「…ふーん。それだけ?
女子かよ笑
宿題とか、
あったんじゃないの?」
「そ、それもそーだけどっ…」
モゴモゴしてる俺を見て、
ふっと微笑む。
「…ほんと、変わんねえな。
そういうとこ」
「へ?」
「全然変わってねえの。
ま、その方が潤らしいし?」
なんて言って、
俺の頭をグシャグシャにした。
「あー!やめろよ!
バカバカっ!」
「べーだ。ガキんちょ。」
「んだとおっ!」
小学校のときから、
全く変わらないこのやり取り。
これが、スッゴい好き。
「翔くんっ…」
「あ、潤。おはよ。」
…あぁ、カッコいいなぁ
…あぁ、もうちょっとだ。
翔くんにもう少しで
触れられる。
「ふは、どうした?
汗だらだらじゃん?」
「しょ、くんの、後ろ姿、
見え、たから。
走ってきた…あーっ、間に合った!」
俺、松本潤は、
もう何年も叶わない
片想いをしてる。
…いいんだ。別に。
「…あー、そっか。
潤、朝弱いもんね。」
「そうだよっ。
翔くんとおんなじ時間にいくために、
頑張ったんだからね?」
「ふは、そこまでする意味、
ある?」
「あるのっ!」
「例えば?」
「それは、翔くんが…」
『好きだから。』
言いそうになって、
慌てて口を押さえた。
「俺が?」
「しょ、翔くんが…
サッカーしてるとこ、
みたかった、から。」
嘘は言ってない。
「…ふーん。それだけ?
女子かよ笑
宿題とか、
あったんじゃないの?」
「そ、それもそーだけどっ…」
モゴモゴしてる俺を見て、
ふっと微笑む。
「…ほんと、変わんねえな。
そういうとこ」
「へ?」
「全然変わってねえの。
ま、その方が潤らしいし?」
なんて言って、
俺の頭をグシャグシャにした。
「あー!やめろよ!
バカバカっ!」
「べーだ。ガキんちょ。」
「んだとおっ!」
小学校のときから、
全く変わらないこのやり取り。
これが、スッゴい好き。