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仲直りはできたけど、
問題はここから。

顔を合わせた時、
気まずくならないか。


…いや、なんないとは
思うけどね。俺は。

なんかさ、…俺、素直じゃ
ないから素っ気ない態度を
とっちゃいそうで
怖いんだよね…。

多分潤くんは、
そんなこと気にしないで
普通に接してくれると思うけど。

その優しさが、自己嫌悪へと
いつも繋がるんだ。


「じゃあ、またね。」

『あぁ、また今度な。』



耳元に残る潤くんの
温かい声。

…忘れらんない。



「…ふふ、」


やっぱり俺、
潤くんのこと好きなんだなって
実感ができたんだ。

まぁ、そうだよね？



好きだから、
一緒にいるんだから。

潤くんに会えるまで、
あと…１週間。


それまで、電話とか
メールとか、たくさんしよ。

そうでもしなきゃ、
不安で潰れそうになるから。

俺が壊れちゃうと思う。



「母さん、潤くんと
仲直りできたよ。」

「あら、よかったじゃない。」


いつもみたいに優しく笑う
母さん。



俺はいつもいつも、
母さんに甘えてばっかで
迷惑かけてたなあ。

大人になった今頃気付くなんて、
少し…ううん。超遅い。


もっと早くなんで
気付けなかったのかな。


……これからは、
一人でも頑張るから。

俺と潤くんのこと、
見守っててね。