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甘く、苦く

第14章 櫻葉【clean you】

櫻井side
行為が終わって疲れたのか隣でくぅくぅ寝てる相葉くん。

無理させちゃったかな………

大切にしなきゃって思うんだけど、やっぱり………ね?
大切に扱うと、相葉くん、おちょくってくるんだもん。

小悪魔相葉。

余裕………ないんだからな………

「んんぅ……しょぉちゃ…」

起きたかと思ったら寝言だった。

「相葉くん………」

相葉くんの髪の毛を撫でるとさらさらっと揺れて、相葉くんの顔にかかる。

「んっ…… 」

今度こそ起きたと思ったら全然起きない。

「雅紀………」
耳元でぽそっと呟くと、相葉くんの口から声が出た。
「ふぁっ………」

びっくりして相葉くんを見ると恥ずかしそうに瞳を潤ませていた。

「お、おお、起きてたの?」
こっちがびっくりするんだけど………

「起きてた………よ?」

さっきは恥ずかしそうにしてたくせに、すぐにニヤっと笑い
「しょーちゃんの変態………」
って言われた。

いやいや、変態って………
相葉くんも十分変態だよ?

楽屋でヤりたいとか、車の中で………とか。

「しょーちゃん、ね。」
相葉くんがきゅーっと抱きついてきた。

「ね、しょーちゃん。」
「なぁーに?」
「ばか………」

だって、わかんないもん。何が言いたいの?

「言葉にしなきゃわかんないよ。」
「もー、ばか。
一緒に………寝よ?」

そーゆーことなら、いくらでも。

「ねー、しょーちゃん。
勃ってるよ?」

いやいや、相葉くんが触ってるからでしょ?

「も、ちょ、相葉くん。寝るんでしょ?」
「しょーちゃんのイくとこみたい。」

はぁ、返り討ちにするぞ?

「も、ほんとに、だめだから……」
「だしちゃえだしちゃえっ!」

相葉くんが手の速度を速める。

「ね、イって?」
「あぁっ、もぉ、ばかっ!」

小悪魔な相葉くんに今日も寝かせてもらえません。



ー終わりー

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