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甘く、苦く

第14章 櫻葉【clean you】

「あ、しょぉちゃぁっ………
今っ、は………突かないでっ……!」
「なんで?俺を満足させるんでしょ?」
「ちがっ、それは……あぁっ………!!」

あぁ、もう。俺のばか。

『しょーちゃん、俺を満足させてよ。』

"俺を"って、はっきり言ったと思うんですけどぉ………

なんで………俺がしょーちゃんを満足させることになってんの?

「ほら、雅紀、ちゃんと動いて?」
しょーちゃんの動きがぴたっと止まる。

「無理だから!そんなの………できないよ………」
だって、恥ずかしいもん。

自分から腰を振るなんて、滅多にないよ………?

そーだ!

「しょーちゃん、ほんとは受け身がいいの?」
しょーちゃんの眉がぴくっと動く。

俺が考えた技。
そう。
しょーちゃんをおちょくる。

「はぁ?んなわけないし。」
「じゃ、動けば?」

だったら、しょーちゃんが気持ちいいようにしてよ。
しょーちゃんが気持ちよければ俺だって気持ちいいんだよ?

「いいんだね?
雅紀、気絶しても、しらないから。」
「え?」

しょーちゃんは俺の腰を掴むと容赦なく下から突き上げてきた。

「ふあっ、や…だめだからぁ……あっ、あっ……
しょーちゃぁぁぁぁぁぁぁ……」
「雅紀、お前、エロすぎ。」
「そんなのっ、しらないよぉ……」

だめだ。
スイッチ……はいっちゃった?

「あっ、も、イく……あぁぁぁ……」
「イけよ。」

攻め続けられて、俺は情けなく、イってしまった。

「うっわ、雅紀、お前、まじでエロイ。
この眺め、さいこーだわー……」

俺のしたでニヤニヤしてるしょーちゃん。

も、変態………

「あ、やぁぁぁ………
そんなっ、攻めないでぇ………イったばっかで…あぁっ!!!」
「ちょ、締めすぎ!」

あ、しょーちゃんも余裕ないんだ。

そう思うと、一緒だな。って、感じるから、嬉しい。

「雅紀、一緒にイこ?」
「あっ、も、でちゃ…」

しょーちゃんが腰の動きを速めた。

「ふあっ…」
しょーちゃんが、俺のお腹に白濁をだした。


「ばっ、かぁぁぁぁぁ!!!」
「しょーがないじゃん。
オフだからって、ナカにだしたら、お腹いたくなるんだよ?
相葉くん、ナカからだすの嫌がるじゃん。」


そーだけどさっ!


「ナカだし…してほしかった…」
「もっかいヤろ?」
「ん……」

俺たちは軽いキスを交わして、体を重ねた。

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