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「ぁ、あっ、」

「痛い、かな？」

「……だい、じょぶ…」


平気平気…

なんて譫言のように
呟く相葉くん。

……やっぱり、
まだ早かったかな……


「…ごめん。
やっぱり、やめよ…？」

「だ、ダメっ…」


相葉くんが起き上がって
俺の瞳をまっすぐ見る。

…でも…


「いい。翔ちゃん優しすぎるから。
いつまでもできないじゃん…」

「でも、無理する必要も
ないと思う…」

「うっ……

で、でもっ！！
…俺が、シたい……」


相葉くんが俺の顔を
しっかり見て言ってくれた。

……そんなこと言われたら…


……もう、
止まれないじゃん。


「…もう、仕方ないなぁ…」

「うん、シよ」


…ほんと、
どこまでも小悪魔なんだから…


「くっ、ふぁ、」


さっきよりも
ローションを増やして
指も増やして。


「辛かったら、
爪立てていいから…」

「ぅんっ…」


痛い、かな。
受け身なんて経験したことないし、
相葉くんもしたことないだろう。



…あぁ。その痛み、
変わってやれたら…

なんて思ってしまう。

無理なのに。