甘く、苦く
第63章 磁石 【move on now】session 4
櫻井side
「…あったけぇなぁ。」
「そだねぇ、」
背中を流してもらい終わったあと、
二宮と湯船に浸かった。
「幸せだな、」
「だね〜」
ふたりで笑い合えることの
大切さ。
それが今になって
ようやくわかった。
だって、…なぁ?
ひとりで寂しく夜を明かすことは
もうないんだ。
ふたりで、ふだりだけで。
「…熱い、」
「俺も、」
でよっか、なんて
また笑いながら。
お互いの髪の毛を
拭いたり、
歯磨きしたり。
ベッドに行く間も、
隙間がないくらいに
くっついて。
繋がった右手が、
どうしようもなく熱い。
…それは二宮も同じみたいで。
耳まで赤くなってて、
俯いている。
…可愛い、な。
「…翔さん、…ん、」
ゆっくりキスしながら
押し倒す。
…心臓が痛てぇや。
「…あったけぇなぁ。」
「そだねぇ、」
背中を流してもらい終わったあと、
二宮と湯船に浸かった。
「幸せだな、」
「だね〜」
ふたりで笑い合えることの
大切さ。
それが今になって
ようやくわかった。
だって、…なぁ?
ひとりで寂しく夜を明かすことは
もうないんだ。
ふたりで、ふだりだけで。
「…熱い、」
「俺も、」
でよっか、なんて
また笑いながら。
お互いの髪の毛を
拭いたり、
歯磨きしたり。
ベッドに行く間も、
隙間がないくらいに
くっついて。
繋がった右手が、
どうしようもなく熱い。
…それは二宮も同じみたいで。
耳まで赤くなってて、
俯いている。
…可愛い、な。
「…翔さん、…ん、」
ゆっくりキスしながら
押し倒す。
…心臓が痛てぇや。