
甘く、苦く
第65章 お山【I LOVE YOU】
「…リーダー、」
「ん?」
「なんか眠そうだねぇ…どうしたの?」
相葉ちゃんにまで
心配されてる。
「んー、眠いねぇ。
昨日寒くてねれなかったー」
「そっか。
無理はしないでね…」
心配そうに見る相葉ちゃんを見てると
そっちも無理をしてないだろうな、
なんて考えてしまう。
ほら、溜め込むから。
「んー、それにしても、
眠いなぁ」
「ふふ、リーダー寝なぁ。
俺の膝貸すよー?」
「んふふ、いいよ。
俺もうソファーで寝慣れてるから」
「えー。そう?」
「うん、だいじょぶ」
相葉ちゃんに向けて、
いつも通りの笑顔を向けて
俺はゆっくりと瞳を閉じた。
…あー、なんか、
意識がだんだん薄れてく…
気付いた時には
もう夢の中だった。
