
これってSなんですか?
第6章 縛りたい
「なんでもいいから会いたいって言ったのはアイでしょう?
せっかく有休もらったのに…
ずっとご機嫌ナナメなの?」
ぐっ
そう…だけどぉ
「縛るのは不安だからヤダ
お風呂は恥ずかしいからヤダ
部屋が明るいのはヤダ
じゃあ
何ならいいの?」
うぅぅ
「ごめんなさい…」
なにも言えなくて
あやまった
「今日はお嫁さんなんだよ?
旦那さんの言うこと聞くの
わかった?」
むぅ…
なんだか理不尽だょぉ…
「アイ…
気持ちいいことしかしないよ?」
私をベッドに運び下ろすと
押し倒して耳元で囁く
親指で私の唇を撫でる
それだけで私の中のスイッチが入ってしまう
気持ちいいなら…まあいいか…
じゃないからっ
危ない危ない
気をつけてっ私っ
