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黒バスBL

第3章 赤司×黒子

…その後の事はよく覚えていない。

ただ、赤司くんと繋がった。
その事は鮮明に覚えている。
その時間は今までで一番幸せだった



息の上がっている僕達。
息を整えようと深呼吸をすると


優しく赤司くんの腕に包まれた。




「えっ!? ちょ... 赤司くん...?」

ドキドキして心臓の音がとてもうるさい。






その音を掻き消すように
赤「黒子 好きだよ...」
彼の透き通った声が響いた。


...え!??

僕の頭はもうパニック状態で。




「本当... に?」
赤「ああ。 思いを伝えてくれてありがとう」



僕は今までで一番幸せで、
目からは大粒の涙が溢れた。

本来なら可愛げのある言葉の一つや二つ言うところなんだろうけど、

うまく喋れなくて ただ赤司くんの腕の中で泣くことしか出来なかった。





「うっ... っ... 僕も...大 好き です...」
確かめるように、赤司くんを抱きしめた。




キーン コーン カーン コーン


チャイムが鳴るのなんか耳に入らず、互いの気持ちを感じ取るように抱き合っていた





ーーーーーーーーーーーー

この後、二人揃って虹村先輩の説教をくらったのは
言うまでもない...。
ー完ー

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