無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

それに、私が動かずとも、紫苑お嬢様の中が奥へと誘う様に蠢き、快楽を与えて下さる。ともすれば、食い千切られてしまうのではないかと思うくらいのお嬢様の締め上げは、そのままでも達してしまいそうな程なのです。

しかし、お嬢様に気持ち良くなって頂きたい私は、半身を起こすとお嬢様は私の首に腕を巻き付けられ、一緒に起きて下さいました。

完全に目を覚まされたようです。

私はお嬢様の腰を抱くと、下からお嬢様を揺すぶりました。

「あっ！あんっ!!」

紫苑お嬢様が可愛らしい嬌声を上げ、私の腕の中で乱れるお姿は、私に更なる悦びを与えて下さいます。

「もっと……もっと鳴いて下さいませっ！」

そう言って大きく突き上げれば、お嬢様は身体を戦慄かせながら更に甘い声を上げられます。お嬢様の花弁は蜜を溢れさせ、淫靡な音を奏でておられます。

「ああっ!!……慎吾さんっ!!」

「……っ!!」

ふいに名前を呼ばれ、私の胸はドキンと跳ね上がりました。卑怯です。いつもはお願いしても、呼んで下さらないのに。

そうやって貴女は無意識に私を煽るから、止まらなくなるんです。

分かっていらっしゃるのでしょうか？

私は紫苑お嬢様をしっかりと抱き締め、唇を塞ぎながら激しく衝き上げました。厭らしい水音が私達を昂らせ、呼吸を荒くさせます。

それすらも、官能的で。

音を立てて互いの舌を吸い、唾液を啜りながら、頂点を目指して互いの熱を擦り合わせれば、あっという間にその頂きに到達してしまいます。

「んっ……はぁ……っ！紫苑お嬢様っ!!愛しておりますっ!!」