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妖怪たぬき

第2章 不良パック

お弁当にパックの醤油とかソースとかワサビとかカラシが付いてることあるよね。

ボクはなぜか、うまく開かないパックに当たることが多い。不良品だよ。近くにハサミとかあればまだいいが、最悪ボールペンとかを刺して穴を開けて何とか出したこともある。

パンとかのパックも接着が強すぎるのか、なかなか開かないものに当たることが多い。

ステックのソーセージとかチーズに見られるみたいに紐みたいになってるところを引っ張って開けるタイプのパックもあるよね。
ボクはなぜか紐が千切れてしまってうまく開かないのに当たることが多い。

工場とかで大量生産している時に接着部分が不具合だったりする不良品が出ることはあるだろう。

そんなに不良品って出るものなのか❓
何千個、何万個にひとつやふたつぐらいのもんだろうとボクは思っている。

そんな不良品に当たることすらレアケースだと思う。
中にはそんな不良品に当たったことなくて、そんなこともあるのかと思ってる人もいるだろう。

それなのに、しょっちゅう そんな不良品に当たるボクはどれだけツイてないんだと思ってしまう。

しかも、ツイてないことは低い確率でも当たるのに、いいことは滅多に当たらない。

これからもツイてないエピソードが続けられるんだからどれだけツイてないんだ。

ツイてないことを呼び込む妖怪に憑りつかれているとしか思えない。

ツイテナイゾーとか、パックアカナ~イなんて妖怪に憑りつかれているのだろう。

勘弁してくれよ、もう。

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