
フルートゥ
第3章 病みメロン
雅「ニノ?、、」
やっぱり寝室に居たんだ、もう何なのさ
雅「寝室で何にしてんのよ、、ってちょニノ」
俺の声は聞こえている筈なのに一向に喋らない
その癖 仰向けになっている俺の上に乗っかる
何がしたいのか分かんない
雅「ニノってば どうし…」
言葉が出なかった…
俺の頬を濡らす水滴 俺泣いてるって思った
けど、泣いてるのはニノだった
ついさっきまであんなにニコニコしてたニノが
今はポロポロポロと涙を流してる
雅「何で泣いてるのニノ?」
手をニノの頬に抑えて涙を拭き取る
だけど直ぐにニノは俺の手を払いのけた
