いらっしゃいませ
第9章 言葉より大切なもの
さみしそうな その 背中を ペロっと 舐めてやった。
少し おれの方に擦り寄ってきた。
ような気がして もう一度 ペロっとした。
「じゅん、 ここではね、みんな、集まって、寝るんだよ」
言い聞かせるようにゆっくりと話し掛ける
「ぎゅってね、お団子みたいにね、眠るんだよ」
安心するように
なんども なんども
「そしたらね、さむくも、こわくも、 ないんだよ」
チラッと にのの方を見ながら
「一番は、さとしの隣だよ。
なんか 分かんないけど
なにかが出てるんだろね。
すーぐ 寝ちゃうんだ」
少し おれの方に擦り寄ってきた。
ような気がして もう一度 ペロっとした。
「じゅん、 ここではね、みんな、集まって、寝るんだよ」
言い聞かせるようにゆっくりと話し掛ける
「ぎゅってね、お団子みたいにね、眠るんだよ」
安心するように
なんども なんども
「そしたらね、さむくも、こわくも、 ないんだよ」
チラッと にのの方を見ながら
「一番は、さとしの隣だよ。
なんか 分かんないけど
なにかが出てるんだろね。
すーぐ 寝ちゃうんだ」