テキストサイズ

いらっしゃいませ

第15章 好きな人にはSになる?

翔ちゃん
普段はカッコイイのに 時々 残念だよね。
かわいいけどっ

にのと雅紀は それ見て お腹抱えて大爆笑だし。

出会った頃は そんなんじゃなかったよ?
もっと クールってゆうの?
みんな ツンツン尖っててさ?

大口開けて笑う姿なんて 想像もしなかったよ
あの頃は
ましてや 棒立ちで泣く姿なんて…ねぇ

長生きすると角が取れるって
ホントなんだねぇ


な〜んて 考えながら 潤のひざに飛び乗ってやった。
まだまだ 寝足りないからね
もう少し と思い 目を閉じた。

…このひざも ちょっと 固まっちゃって
挙動不振。

目を開けなくても わかるよ。
切れ長のキレイな目を今はまん丸にしてんだろ

はぁ、なんでみんなこんなリアクションなの⁉︎
やなの?

とか思ってると 潤の手が おれを撫でてきた。

そっと 優しく

優しく 撫でてくれた。

思いの外 気持ちよくて うとうと

うとうと
微睡んでると あっちが また 五月蝿い。(仏の顔も三度までっ)

片目で見てみると

雅紀が何か叫んでる。
大きな手振り身振りで訴えてる。







はぁ (何度目のため息だか…)


なんて日だ……
















ストーリーメニュー

TOPTOPへ