無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

午後の日差しが あまりに 心地よすぎて
眠くなってきたからさ
昼寝でもしょうかと 猫の姿に戻って 隣にあったひざの上に乗って丸くなったんだ。

翔ちゃんのひざなんだけどね

翔ちゃん かわいいよねぇ
おれの行動を じっと見てて ひざに乗るのも見てたのに
乗った途端 カキーン て音がしそうな位 固まっちゃって
挙動不振

それでも
優しく 撫でてくれる。
…ひざはまだぎこちない感じがするけど
でも
手のひらは 優しく撫でてくれる。

すごく 暖かい気持ちになって 夢の世界に ふわふわ
ふわふわ 飛んでしまいそうな
そんな感じ












………



心地よいリズムを突然乱された。


雅紀？

翔ちゃんに何事かささやいてる。

今度は 前から にの

ニヤっと いたずらっ子の目だ。
翔ちゃんのひざより自分のひざの方が良いとゆってる。

はぁ…
せっかく 良い気持ちだったのに
目ぇ覚めちゃったよ。

丸まってた身体を ウーン と伸ばして
翔ちゃんのひざから飛び降りた。

もう、うるさい 。３人で遊んでて。

振り返り そう告げたら
まん丸の目をもっとまん丸にして
口を うそ〜〜 の形のまま固めて

泣いてる…