あなたの色に染められて
第13章 Bath time
朝の柔らかい光が 私を目覚めさせる
そっと 目を開けると 私は腕枕をしてもらいもう片方の手はしっかりと繋がれていて。
ショーツしか履いてないし
ふと目線を上げると 愛しい京介さんの寝顔がある。
かっこいいなぁ。
鼻もスッとして 私と全然違う
唇も。そっと人差し指でなぞる
うん。京介さんの唇だ
キスしても起きないかな
いつもは 恥ずかしくてできないけど 寝てるなら…
瞑っている目の前で手を振り確認するけど 反応なし
そっと体を起こして 彼に触れるだけのキスを落とし
『……大好きです』
『なーに 襲ってんだ』
『……あっ。……えっ///…いつから』
ギュッと抱きしめられて 髪の毛にキスを落とし
『ちょっと前 俺の口を触ってるときぐらい?』
胸を押して 少し離れて
『…うそ~///』
『璃子は俺のこと“大好き”なんでしょ?』
額を合わせて意地悪な目をして
『……意地悪だから キライになります』
口を尖らせて視線をはずして こっちも意地悪になってみる
彼はそんな私をもう一度抱き寄せて
『俺は“愛してる”よ』
そう言って 覆い被さり顔中に啄むようなキスの雨を落とす
『今 何時?』
手を伸ばし スマホで確認する
『8時すぎです』
『じゃあ いただきます』
首筋に顔を埋めて 胸を掬い上げる彼
『……ダメです。時間ないですよ』
顔をあげて私と目線を合わせて
『お泊まりの特権でしょ?』
『…エッチ。…もう知らない』
わたしは彼の手に指を絡めて 甘いキスを受け入れる
朝御飯はこりゃ コンビニかな?
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やっぱり 時間に追われて支度をする私たち
『璃子ー。早く!』
戸締まりの確認をして玄関に向かうと
『はい。これ』
……えっ?
『俺の部屋のカギ。いつでも来てていいから』
私の手首を掴んで掌に乗せてくれる
『…なんか 彼女みたい』
『バカ。……彼女でしょ?』
片手で背中を引き寄せて 唇を合わせて
『行きますか?』
『はい!!』
私のカギでドアをロックした