あなたの色に染められて
第16章 クリスマスイヴイヴ
『…カーテン。』
オレンジの光もわずかしか届かなく夕闇が迫る頃
カーテンを閉めたっておまえの艶めく真っ白な肌は輝いて見えるほどだった。
『ダメだ。』
それなのに俺は璃子を前にするとどうしても意地悪をしてまう。
恥ずかしがって顔を隠すその小さな手をどかすと
『ちゃんと見せろよ。』
艶かしい首筋に柔らかな胸、そしてS字に括れた腰を舐めるように見つめた。
膝に手をかけるとコイツも待ち望んでんだな。自ら脚を開いていく。
開いた太腿にツーっと舌を這わせて際にキスを落とすと
『…ハァ。』
背を浮かせて俺の手をギュッと握った。
甘い蜜をズルッと吸い上げ ぷっくりと腫れた蕾に固く尖った舌でノックして
『…アアッ。』
丹念に舐め上げる。
どんどん溢れてくる蜜壺に指をプツリと沈め もっと乱れてくれと願いを込めて舌と指で同時に攻め立てれば
『ダ…メ…』
言葉とは反対にもっと欲しいと俺の指を締め付けた。
呆気なく上り詰めたおまえは俺を探すように手を伸ばし俺の頬に手を添える。
『そんなに欲しがった目で見ないの。』
その瞳は妖艶で 女に慣れてるはずの俺の心を鷲掴みにして離さない。
『…お願い…もう…おかしくなりそう。』
いつも以上に乱れたおまえの唇を食いつくように貪りながら準備を整えると
『キレイだよ璃子。』
背中に腕を入れ抱き寄せ 胡座をかいた上に跨がらせ
『…ハアッ。』
一気に腰を落とした。
璃子は俺の首にしっかりと抱きついて突き上げる腰に体を震わせた。
*
『この姿勢好きだろ。』
今日は何でもお見通しなんだな。
奥まであたるその感じが甘い痺れを呼び 私の胸の奥底を狂わせる。
『……ハァ…京介さ…』
必死にしがみついて彼のリズムに応えるとベッドに倒されて射抜くような瞳で
『…狂ってよ。』
『やめて…』
恥ずかしいぐらいに脚を高くあげられ一気に奥を攻め立てる。
『アッ…ハンッ…』
『すげぇ締め付けてくんだけど』
すでに限界に達している私の体はあらゆる箇所に力が入り 彼が欲しくて腕を伸ばすが精一杯
『…キス…んんっ アハァ…して…』
瞼の奥がチカチカとフラッシュが焚かれているような不思議な感覚になると
『……んんっ…ンッ』
『…クッ』
冷たい唇に溺れながら深い海の底へ落ちていった。