あなたの色に染められて
第16章 クリスマスイヴイヴ
『……んんっ…ハァ…ハァ。』
唇をはずすと広い彼の胸に手を添え頬をよせた。
『喘いでる自分の姿はどうだった?』
彼は私の乱れた髪を耳にかけ露になった耳に唇を落とした。
『…いじわる。』
『俺はもっと乱れさせたいけど…』
額にかかる髪をかきあげられ 優しくチュッと音をたてると
『今度はオレの番…脱がせてよ。』
意地悪な瞳でそう詰め寄る。
『…え?』
『ほら早く…クリスマスだからいっぱい愛したいんだけど。』
『…そんな。』
不意に回された腕に私は身を屈めると
『キャッ。』
ハダカの私を抱き上げた。
抱き上げたまま俺はベッドに腰を下ろすと膝の上に璃子を座らせた。
『早く脱がしてよ。』
顎をグッと上げさせて潤んだ瞳を見つめれば
『じゃあ…』
ぎこちない手でパーカーとシャツを順に脱がした。
『こっちも。』
俺って意地悪だな。コイツの微かに震える手をベルトに添えるなんて
『…あれ?』
カチャカチャとベルトを外そうとする細い指はこういうことに慣れていない。
『はい。続き』
カチャりと俺はベルトをはずしてその続きをねだる。
『……腰…上げてください。』
腰を浮かせいっぺんに脱がすとオレのモノはもうしっかりと主張していて
『…あっ。』
思わず声が漏れ俯く璃子は俺の大好物。
『この間は積極的だったのに。』
『……いや…そのぉ。』
視線をそらすその大きな瞳に俺は少し意地悪を言う。
『なぁ。少し触ってよ?』
戸惑いながらもコクリと頷いて手をのばし ゆっくりと握ると
『…ッ!バカ!口って言ってねぇだろ』
『……んっ。』
小さな口に頬張った。
膝まずいて頭を上下し息苦しくなると 深呼吸してまた頬張る。
一生懸命なその姿が堪らなく愛しい
『ベロ使ってごらん…んっ……ッツ。そう。』
『……んんっ。ハァ』
なんて少しムリをさせてしまう。髪に手をのばしゆっくりと撫でてあげれば 潤んだ瞳で俺を見上げた。
『…もういいよ。』
彼女をぐっと抱きた上げて 膝の上に跨がらせて 頑張った小さな口にご褒美のキスを落とす
『上手になってんじゃん。』
『…からかわないでください。』
おまえは本当に可愛くてしかたのないオンナだよ。