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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

チーフ視点

カメラマン「とりあえず、船に行きません?」



M「そうだね。近くまで行こう」
 その声に一番最初に松本が動く。


A「近くに行ったら思い出すかな?」
 相葉が松本に続いて階段に向かう。


M「かもね!

 ”あれだ!あれだ!”ってなるのが、普通でしょ?たぶん…」


A「だって、俺 わけ分かってなかったもんなぁ」


O「俺もだ…」


{………}
N「いや 疑うのやめよう」

O「これなんだもんね」

 言い切る二宮に押されて、大野も無理やり納得してたのか?

N「これなんだもん!」


 櫻井は半信半疑の顔をしている。



M「確認だけど、これなんだよね」
 松本も不安なのか、再度確認している。



(覚えていないよなぁ…
 この俺でさえ、映像と照らし合わせてやっとわかったくらいだ…

 あの時のお前たちは、社長や部長たちに『やれ!』っと言われて、
 『はい…』って感じだったなぁ…)


 船に松本・相葉・二宮・大野・櫻井の順に乗船していく。


 船に足を踏み入れた櫻井が「あー!ここ覚えてる!」と声を上げた。


(ピンポイント記憶ですか?)

 表情が柔らかくなった櫻井を見て、少しほっとしている俺がいる。


スタッフ「チーフマネ!今後の予定ですが…」

「変更ですか?」

スタッフ「船があったので、この写真は船の上で取りませんか?」

「船の上…」

(二宮に薬を飲ましておいた方がいいかな?)

スタッフ「ダメでしょうか?」

「いえ、大丈夫でしょう!」

スタッフ「では、準備します」

「はい。お願いします」

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