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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

二宮視点

 船のエンジンがかかる。

O「お!いいね」
 船のエンジン音に興奮する智さん。


A「もう動かすの?」

スタッフ「はい。衣装に着替えてください!」

M「俺は、再現だからコレ着るけど、初めてでの、この衣装なら着ないよ」

カメラマン「好みじゃない?」

M「好みってわけじゃないけど…なんかチガウって感じなんだ…」

S「松潤のセンスにはそぐわないそうです」

カメラマン「そぐわないかぁ(笑)」

A「俺もこの衣装よりさっきの衣装の方がカッコいいと思う」
 衣装の柄を確認しているマー君。

カメラマン「さっきのシャツは今着てもいいもんね」

スタッフ「俺、あのシャツ。欲しいです」

S「ほんと?」

スタッフ「はい!」

S「逆に…今だからかもね…あん時本当にイヤだったからね…」


(短時間で終わらしたいので、早く着替えてください。お願いしますよ…)


O「なんだか、手ぶらがもったいない!」

A「竿とか?」

O「そう。こんな船から垂らしたら♡」

A「大物釣れそう?」


 能天気のマー君と海釣りLOVEの智さんが楽しそうに"本当に楽しいそうに"話しているのを、ため息を吐きながら聞いていた俺。

(こっちは、こっちで話が盛り上がってる…)

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