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虹色の精霊に導かれて…

第7章 ハワイの夜 1泊目 ①

相葉視点

「大ちゃん。集合は俺の部屋ね♡」
 明るい声で大ちゃんに声を掛けた。


「わかってる…おいら…着替えてからいく…」
 ちょっと疲れた声が返ってきた。

(笑ってくれなかったか…でも…)


S「雅紀の部屋で待ってるね」

(翔ちゃんが大ちゃんをちゃんと見れたみたい…)


O「……うん…」
 大ちゃんはそのまま部屋に入って行った。


(翔ちゃん気が付いた?大ちゃん寂しそうでしょ?)


S「…………」

(あーもう!また黙り込む…ちょっと荒っぽいけど!)

 背中をバン叩いてきた。

S「イッタっ」
 翔ちゃんが思いっきりびっくりした声を上げる。


「翔ちゃん。ほら、自分の荷物部屋に入れて!」
 何度も翔ちゃんの背中を叩きながら、荷物の方に押していく。 


S「痛いよ!わかってるから、荷物部屋に入れるよ!」
 廊下にあるカバンを持つと、カードを扉に向ける。


解錠の音が小さく聞こえた。


N「シャワーくらい浴びてきてくださいよ」
 ニノが笑いながら言う。



S「はいはい。さっぱりして行きますぅ」
 翔ちゃんが少しふざけた声を上げる。

(さっぱりしてきて…)

「松潤には、集合のこと言っとくから!色々?流してきてぇ」
 笑顔で手を振って見送る。


S「よろしく頼むよ」
 ニコッと笑って部屋に入って行く翔ちゃん。


 ニノがすかさず、松潤にメールを打つ。

〝集合場所、マーくんの部屋です〟

N「送信!さ、行きますよ」

「準備?」

N「そうです。さっさと注文しないと、直ぐに来ません。すきっ腹に酒は明日が困ります」
 荷物は昼間のうちに部屋に入れてある俺ら、廊下に荷物はない。

N「なに?なぜ、私の部屋までついて来るんですか?」
 ニノが部屋の前でカードを出しながら言う。

「えーその…一緒に居たいので…」

 そう答えると、ニノの目が泳ぐ。

(ニノの目が泳ぐ時って貴重なんだよね♡)

N「・・・別にいいですけど、
あなたには、食器とか出しってていただきたいのですが…」

「それは、二人でやればいいじゃん♪ほら、着替えよう!!」

 解錠されているのを確認して、ニノの部屋にニノを連れて、入って行く。

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