
虹色の精霊に導かれて…
第7章 ハワイの夜 1泊目 ①
相葉視点
シャワーから出ると、松潤とニノが抱き合っていた。
見てはいけない物のような気がして、音を立てないでバスルームに戻る。
(今の…何…)
ニノが両手をぶらっとおろして、無抵抗で抱かれていた。
(無抵抗…俺が抱き付いたら、絶対『やめなさい』って言うのに…)
そっと二人の様子を伺う。
(見つめ合ってる…
カズ…があんなに素直に話をしている姿…最近見てない…)
M「よしよし。ニノはよく頑張った」
潤の手がカズの頭を撫ぜている。
N「笑い事じゃありませんよ………」
膨れ顔のカズ。
(この角度からだと、松潤の顔が見えない…
カズがあんな…あんな顔しているから…きっと…)
二人は、よく一緒にいる。
N「… ……潤くんが…なかったら…
俺…するところだったよ…」
(…カズ…カズは、松潤のこと好き?好きなの?)
微かに聞こえる優しいトーンのカズの声。
色々思い出してみると、松潤と一緒の時の方が楽しそう。
(俺と一緒の時より、笑ってる気がする…
なんかさ…いっつも、怒られたり、けなされたり…
あぁ…もしかして、俺やらかしてるのかな?
邪魔してるのかなぁ)
N「まーくん?」
扉の向こうから、カズの声が聞こえてきた。
N「どうかしましたか?今日は、長くないですか?」
ゆっくり扉を開けると、心配そうなカズが立っていた。
(カズ…)
N「なんですか?」
(まだ…なんにも言ってないよ)
N「声にしなくても、わかりますよ…」
(なんで?そんなに優しい目をしてるの?)
N「で、どうしました?」
「松潤は…」
やっと、出た言葉はこれだった。
(うまく、言葉にできない…)
N「……キッチンで料理を分けてますよ?」
「そう…」
ジッと見つめる目が見れなくて下を向く。
N「そんな所にいないで、出ておいで…」
カズが手を伸ばしてくる。
「うん…」
その手を取って、引っ張ってもらう。
(その優しさがわからない…よぉ)
下を向いたまま、ソファーに向かって歩いて行く。
シャワーから出ると、松潤とニノが抱き合っていた。
見てはいけない物のような気がして、音を立てないでバスルームに戻る。
(今の…何…)
ニノが両手をぶらっとおろして、無抵抗で抱かれていた。
(無抵抗…俺が抱き付いたら、絶対『やめなさい』って言うのに…)
そっと二人の様子を伺う。
(見つめ合ってる…
カズ…があんなに素直に話をしている姿…最近見てない…)
M「よしよし。ニノはよく頑張った」
潤の手がカズの頭を撫ぜている。
N「笑い事じゃありませんよ………」
膨れ顔のカズ。
(この角度からだと、松潤の顔が見えない…
カズがあんな…あんな顔しているから…きっと…)
二人は、よく一緒にいる。
N「… ……潤くんが…なかったら…
俺…するところだったよ…」
(…カズ…カズは、松潤のこと好き?好きなの?)
微かに聞こえる優しいトーンのカズの声。
色々思い出してみると、松潤と一緒の時の方が楽しそう。
(俺と一緒の時より、笑ってる気がする…
なんかさ…いっつも、怒られたり、けなされたり…
あぁ…もしかして、俺やらかしてるのかな?
邪魔してるのかなぁ)
N「まーくん?」
扉の向こうから、カズの声が聞こえてきた。
N「どうかしましたか?今日は、長くないですか?」
ゆっくり扉を開けると、心配そうなカズが立っていた。
(カズ…)
N「なんですか?」
(まだ…なんにも言ってないよ)
N「声にしなくても、わかりますよ…」
(なんで?そんなに優しい目をしてるの?)
N「で、どうしました?」
「松潤は…」
やっと、出た言葉はこれだった。
(うまく、言葉にできない…)
N「……キッチンで料理を分けてますよ?」
「そう…」
ジッと見つめる目が見れなくて下を向く。
N「そんな所にいないで、出ておいで…」
カズが手を伸ばしてくる。
「うん…」
その手を取って、引っ張ってもらう。
(その優しさがわからない…よぉ)
下を向いたまま、ソファーに向かって歩いて行く。
