
虹色の精霊に導かれて…
第7章 ハワイの夜 1泊目 ①
二宮視点
M「え!行かないって!ハワイに行くのを辞めるって?」
シンクにお皿を落としてしまう位、身を乗り出している潤くん。
「辞めるというか…“別行動なら別のでいく”って駄々こねてね」
思い出して、うなだれる俺。
M「別の!って新幹線じゃあるまいし…」
お皿をシンク横におく潤くん。
「でしょ!
俺もその時言ったよ。
『飛行機は新幹線の様にいきなり乗れませんよ!』って」
なぜか、今までの感情を吐き出すように声が大きくなる俺。
珍しいものを見るような目をした潤くんが手を拭いて近づいてきた。
「全く、大野さんの行動は読めませ…ん、潤くんなに?」
潤くんは俺の横に座ってジッと見つめて「その時 相葉さんは?」と聞いてきた。
沈みかけた相葉さんを思い出す。
「いましたよ、横に…」
ふーっと息を吐いて、下を向いた。
(きつかったのはアノ方かなぁ)
M「大丈夫?」
潤くんが抱きしめてくれた。
(あったかい…)
両手をぶらっとおろして、松本潤の温かさを感じた。
「なんとか、もたせましたよ。じゃなきゃ、ココにいないでしょ?」
ゆっくり潤くんの二の腕をポンポンと叩いた。
M「そうじゃない。ニノの方だよ」
潤くんは抱きしめた腕をそっと離して、俺を見つめる。
「ふふ。
私を誰だと思っているんですか?天然の扱いは慣れてます」
いつものスカした態度で潤くんに返事をする。
M「…でも、二人同時は厳しいでしょ?」
潤くんの真っ直ぐな目が離してくれない。
(見抜かれてますか…)
「……ぶっちゃけ、泣きそうでした」
潤くんの真っ直ぐな目にはかなわない、なぜか素直な言葉が出る。
M「よしよし。ニノはよく頑張った」
潤くんが笑いながら頭を撫ぜてくれる。
「笑い事じゃありませんよ。
頼みの綱だった翔さんもZEROの所為なのか『翔ちゃん』になってくれないし…」
恥ずかしくなって、ソッポを向く。
(あれは、タブーだ…)
M「『潤ちゃん』してみましたけど(笑)」
「車の中ですか?助かりました。アイバカさんはもう自分で手いっぱいだったので、潤くんの機転が無かったら、俺までパンクするところだったよ」
M「え!行かないって!ハワイに行くのを辞めるって?」
シンクにお皿を落としてしまう位、身を乗り出している潤くん。
「辞めるというか…“別行動なら別のでいく”って駄々こねてね」
思い出して、うなだれる俺。
M「別の!って新幹線じゃあるまいし…」
お皿をシンク横におく潤くん。
「でしょ!
俺もその時言ったよ。
『飛行機は新幹線の様にいきなり乗れませんよ!』って」
なぜか、今までの感情を吐き出すように声が大きくなる俺。
珍しいものを見るような目をした潤くんが手を拭いて近づいてきた。
「全く、大野さんの行動は読めませ…ん、潤くんなに?」
潤くんは俺の横に座ってジッと見つめて「その時 相葉さんは?」と聞いてきた。
沈みかけた相葉さんを思い出す。
「いましたよ、横に…」
ふーっと息を吐いて、下を向いた。
(きつかったのはアノ方かなぁ)
M「大丈夫?」
潤くんが抱きしめてくれた。
(あったかい…)
両手をぶらっとおろして、松本潤の温かさを感じた。
「なんとか、もたせましたよ。じゃなきゃ、ココにいないでしょ?」
ゆっくり潤くんの二の腕をポンポンと叩いた。
M「そうじゃない。ニノの方だよ」
潤くんは抱きしめた腕をそっと離して、俺を見つめる。
「ふふ。
私を誰だと思っているんですか?天然の扱いは慣れてます」
いつものスカした態度で潤くんに返事をする。
M「…でも、二人同時は厳しいでしょ?」
潤くんの真っ直ぐな目が離してくれない。
(見抜かれてますか…)
「……ぶっちゃけ、泣きそうでした」
潤くんの真っ直ぐな目にはかなわない、なぜか素直な言葉が出る。
M「よしよし。ニノはよく頑張った」
潤くんが笑いながら頭を撫ぜてくれる。
「笑い事じゃありませんよ。
頼みの綱だった翔さんもZEROの所為なのか『翔ちゃん』になってくれないし…」
恥ずかしくなって、ソッポを向く。
(あれは、タブーだ…)
M「『潤ちゃん』してみましたけど(笑)」
「車の中ですか?助かりました。アイバカさんはもう自分で手いっぱいだったので、潤くんの機転が無かったら、俺までパンクするところだったよ」
