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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

松本視点

抱きしめあう、智さんと雅紀。それを見てほほ笑む和。

「よし!謝罪は終わり!宴をはじめよう!!」


 二人の肩を叩いて、席に座るように誘導する。

 二人ともニコニコしながら、席に向かう。

「リーダー!挨拶♪」


O「あ、うん!」
 ビールの入ったグラスを持つ。


S「………ん…」
 翔さんが智さんをガン見している。



(翔さん?…)


O「事前撮影と初日リハお疲れ様!明日からも頑張ろう♪」
 智さんはパッと笑顔になる。

 その声を聴いて、翔さんも笑顔に戻る。


「「「「「かんぱーい」」」」」


グラスを高く上げ、軽く当て合いしてから、ビールを口にする。


(お!イケル!)


A「あーーうまい!ね♪翔ちゃん!」
 ご機嫌になった雅紀が目の前にいる翔さんに笑顔を向ける。

 翔さんの眉がピクッと動く。

(あ!え??なに?眉ピクついた?)


 俺はグラスを口にしたまま、四人を見ている。



M「地ビールって言うからどんなのかなって思ったけど…イケル」

O「そうだねぇジュースみたい」

 横に立っている智さんと会話をしてみる。

(翔さんの眉が動かない…)


N「俺はいつものがいいかなぁ…」

O「そう?いいんじゃない?せっかくのハワイなんだし」

(ニノと話しても、眉は動かない)

A「大ちゃんのも飲んでみたい!」

O「いいよ!!」


(あ!!あ!眉が!)

 グラスに入っているビールを一気に飲んでしまう翔さん。

(雅紀!翔さんになにした!!)


A「飲み比べするんだから、全部飲んだらダメだよ!」

 雅紀がふくれ顔で翔さんに近づく。

(行くな!!明日から、忙しくなんだよ!)

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