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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

松本視点

S「ねービールもうないけど?追加する?」

 翔さんがメニューを見ている。


「こんなのあるよ!」
 琥珀色の細いボトルをチラッと見せる。


S「なにそれ!!」
 メニューを置いて、近づいて来る。

(翔くんの好きなウイスキーだよ!!)

「ハワイアンウイスキーだって!犬飼に買ってきてもらったの!」
 ニコニコ笑いながらテーブルに瓶を置く。


S「えーマジで、スゲー!」
 キラキラした目でボトルを触っている翔くん。


A「なになに?何もってるの?」

O「な~に~?」

 雅紀と智さんが肩を組んでやってきた。


S「みてみて、潤がウィスキー買ってきてくれたって!!」
 翔くんがボトルを智さんに向ける。

O「おー。松ずんおとなになったねぇ~」
 赤い顔で俺を見ている。


S「もう、酔ったのぉ?」
 翔さんが智さんの顔を覗き込む。

O「う~ん?全然?」
 ふにゃっと笑う智さん。

(酔ってますよ~)


A「全然だって!!はぁひゃひゃぁ!」

S「もう。酔ってるよね(笑)」

 雅紀と翔くんが笑っている。

N「なに、騒いでるのさ?」
 ベッドからのそのそ起きてくるニノ。


A「潤くんが、自腹でお酒買って来たんだって!!」

N「自腹?」

 翔さんからボトルを受け取るニノ。


A「パンオロ?って読むのかな?」
 ニノの横から雅紀がラベルを覗き見る。



M「おしい!“PANIOLO”パニオロって読むんだよ」


A「パニオロぉ?あ…Iがあるね…」
 ニノからボトルを取るって確認する雅紀。


N「アイバカさんには、PAって書いてたら“パンくん”になるんじゃない?」

A「あーまた、俺の事バカって言った!!」
 抗議する雅紀。

(ニノの愛情をそろそろ、受け止めろよ(笑))

S「飲もうよ!どんな味かな!」

O「おいらも飲むぅ♡」

S「ね~♡」

(はいはい)

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