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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

大野視点

M「グラス持ってきたよ♪」
 グラスを持った潤がニコニコしている。

A「飲み比べしましょ♪イエイィ」
 雅紀もテンションが戻っている。

(目はまだ赤いね…泣かせてゴメン…)


N「食べてますか?」
 雅紀と潤を見ていると、和也が話しかけてきた。

(だべてない…)

M「食べてよ!!」
 グラスを置いた潤が箸を取って俺に向ける。


「た、食べるよ…」
 箸を受け取る俺。

M「じゃないと…次のに行けないから…」

N「おや、デザートが有るのですか?」

M「デザートの方が良かったですか?」

 和也と潤がニヤニヤしながら話している。



A「翔ちゃんついだよ♪」

S「じゃ、説明させていただきます♪
  ハワイで最もメジャーな地ビールといえば、「コナビール」と呼ばれ
  ブルーのラベルが‘ビッグウェーブ・ゴールデンエール’
  一番飲みやすく、ビールが得意でない人にもお勧めのビール」

「おいらが飲んだやつ!」

S「そうなの?」

「うん。ジュースみたい」

S「イエローのラベル‘ファイアーロック・ペールエール’
  地ビール独特のクセがあるのに、フルーティな香りの効果でそれほど苦くない。


N「私が飲んだのですね…確かに癖がありますよ」


S「赤いのラベル‘ロングボード・ラガー’」

M「俺が飲んだのソレ!結構いけるよ!!」

S「一番日本のビールに近いみたいだね」

A「“ラガー”って言うくらいだから、似てるんじゃない?」

N「そこ?」

A「違うかな?」


S「俺が飲んだのが、この白いラベルの‘アロハ・ラガー’
 オアフ島ホノルルに醸造所が最近発売されたアロハ・ビールなんだって…」


A「残るは、俺が飲んだ緑のラベル!」

S「ハワイ島東海岸のヒロ町の醸造会社の‘マウナケア・ペールエール’です」


並ぶグラスと瓶を眺めながら説明をしていく翔くん。


N「では飲んでみましょう♪」

S「俺のは、これね♪」

「それ飲んでみたい♪」

M「じゃ、翔くんこれね♪」

S「これは?」

A「俺が飲んだヤツ♪」


ワイワイ言いながら、一口飲んだら、また別のを一口飲む。

その間に食事も口にする。

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