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虹色の精霊に導かれて…

第3章 出発点への道

二宮視点

ハワイのライブに必要な仕込み映像を取るため、パイナップル畑に向かっている車の中

乗っているのは、翔くんの専属マネとメンバー五人だけの男六人。

ふだんなら、なんだかんだ、しゃべっている車の中。


やっとハワイで全員集合なのに…会話が全然弾まない。

黙り込んでしまった大野さん


こんな時の大野さんから、キラキラ☆彡アイドルスマイル♡を引き出すには『翔ちゃん』の力が必要になる。

なのに…頼みの『翔ちゃん』も、いつもよりピリピリしていた。


この状態の大野さんをちっとも気にかけていない、感じを受ける。

翔専属「大野さん時差ボケですか?水ならありますよ…」
 水の入ったペットボトルを渡す大野に渡す。


O「うーん……のむ…」
 いつもより、ボーっとして歯切れが悪い大野さん。


ほら、マネジャーの方が気を使ってるよ。翔さん…


あなたには、潤くんと同じ情報を渡しましたから、知らないと思いますが、


今回のハワイ入りは、大変だったんですよ


潤くんは舞台のモロモロで先の便で行き、

 我々四人はスタッフとハワイに行く事になってましたよね。

なのに、

もうすぐ空港に行くって時間になって『一緒に行かない』っと駄々をこねだした大野さん。

しまいには、車から出て行ってしまった。


ものすごく いやな空気になった。


チーフは怒るし、相葉さんは泣きだすし

「一緒にいる私の身にもなってくださいよ」と


今日、五人がそろったら、言ってやろうと、構えていたんのに…



こんな、状態じゃ、何も言えないじゃないですかぁ…

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