
虹色の精霊に導かれて…
第3章 出発点への道
大野視点
ハワイホノルル空港
一人で飛行機から降りる。
マネージャーもいない。ホントに一人で羽田から来た。
荷物もパスポートと携帯と財布が入ったウエストポーチのみ。
ほぼ手ぶらだ…
一般の人とは、顔を合わせないように、空港スタッフに誘導され、空港関係者通路を歩いている。
本当なら、皆で一緒に来るはずだった。
五人、飛行機から降りて、手を振るとか、いろいろ計画していたけど…
トラブルがあったのか…
松潤が先に一人で行って……
翔くんは同じ飛行機で行くけど、そのまま別行動…なるらしい…
「いやだ、後で行く。一緒に行かない」
おいら…久しぶりに、駄々をこねた
チーフが激怒。殴られるかと思ったよ。
相葉ちゃんが今にも泣きそうで、ニノが困っていた。
自分でも、わかってるよ
”駄々って、感情をコントロールできなくなったガキがすること”
でも、あの時は一人になりたかった。
マネもメンバーもいない部屋に居たかった。
『松潤や、ほかのスタッフには、個展用の絵に集中しているから、アトリエに籠ってる になってます。
必ず来てくださいね』
と…ニノからメールが来ていた…
返信していない…
だから…
どんな、顔でメンバーやチーフに会ったらいいのか、想像ができない。
やっぱり…チーフには『昨日はすみません』かなぁ?
メンバーには、別にいいかぁ…
ハワイホノルル空港
一人で飛行機から降りる。
マネージャーもいない。ホントに一人で羽田から来た。
荷物もパスポートと携帯と財布が入ったウエストポーチのみ。
ほぼ手ぶらだ…
一般の人とは、顔を合わせないように、空港スタッフに誘導され、空港関係者通路を歩いている。
本当なら、皆で一緒に来るはずだった。
五人、飛行機から降りて、手を振るとか、いろいろ計画していたけど…
トラブルがあったのか…
松潤が先に一人で行って……
翔くんは同じ飛行機で行くけど、そのまま別行動…なるらしい…
「いやだ、後で行く。一緒に行かない」
おいら…久しぶりに、駄々をこねた
チーフが激怒。殴られるかと思ったよ。
相葉ちゃんが今にも泣きそうで、ニノが困っていた。
自分でも、わかってるよ
”駄々って、感情をコントロールできなくなったガキがすること”
でも、あの時は一人になりたかった。
マネもメンバーもいない部屋に居たかった。
『松潤や、ほかのスタッフには、個展用の絵に集中しているから、アトリエに籠ってる になってます。
必ず来てくださいね』
と…ニノからメールが来ていた…
返信していない…
だから…
どんな、顔でメンバーやチーフに会ったらいいのか、想像ができない。
やっぱり…チーフには『昨日はすみません』かなぁ?
メンバーには、別にいいかぁ…
