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虹色の精霊に導かれて…

第12章 天然と小悪魔達♪

相葉視点

「で、でもさ。

 俺は、 その…

(き、気持ちはうれしいけど)

 それに、二人がよくても、もう二人はさ…」

(そうだよ。大ちゃんと翔ちゃんはさ…
 でも、潤ちゃんも…その方が嬉しいのかな…
 ずっと翔ちゃんと一緒にいられるし…)
頭の中いっぱいっぱいで、目がまわりそう


 和と潤ちゃんが肩を揺らして笑い出した。


N「もう、面白すぎ(笑)」

M「だなぁ(笑)」


(え?なに?俺またなんか変な事言った?)



N「アイバカさん、真に受けないでくださいよ」
 和がニヤニヤしている。

「あいばか?バカ!お前ら!遊んだな!!」

 ケタケタ笑う和と潤ちゃん。

N「まさか、30過ぎてこんなのが通じるとは、思ってませんでしたよ」

M「確かになぁ、ちょっとふざけたけど…」


「なんだよ!俺は一応年上なんだぞ!!」
 恥ずかしくなって、歩くスピードをあげる。

N「やん♪怒んないで♪」
 再び和子登場。


(ちょっと信じたじゃん…


 五人で結婚…
 そうしたら、ダレかに取られる心配はしなくていい…)


はーっと息を吐き、ちょっと空を仰いでいる。


N「ちゃんと前向いて歩いてくださいよ」

M「コケるよ!」


(コケるって、俺は、普通に歩いているの!)


「大丈夫だよ。

 それより、二人がかりでウソ付くの良くないよ?
 気を付けてね?

 俺は笑って流せるけど
 そうじゃない人もいるんだから!」
ちょっと兄貴顔して笑った。


 翔ちゃんも同じように笑う。

(弟たちの幸せな結婚とか…
 可愛いウソも受け止めないとね

 ね 翔ちゃん…
 俺たち、兄ちゃんだから…)

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