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虹色の精霊に導かれて…

第12章 天然と小悪魔達♪

松本視点

N「“和子”とバージンロード歩くのイヤなの?」
 拗ねた様な顔で雅紀に抱きつくニノ。


A「え?」
 雅紀は口をパクパクしている。

 あわてた顔の雅紀と『ほらコイ』っとばかりのニノが目の前にいる。

「ま! マーは俺のワイフになりたくないのか?」
開いている手で雅紀の顎を掴んで『俺を見ろ』と目に力を入れる。

A「そ!そんな」
 雅紀は口をパクパクしている。

N「和子のなの!」
「オレんのだ!!」(違うけど!!)
 雅紀に詰め寄る。


A「ちょっと!なに」
 雅紀が俺たちの茶番を必死に仲裁する。


「なんだよ!(そうこなくっちゃ♪)
 今ニノと話しているのに♪」
仲裁が入って、ちょっと笑顔になってしまった。


 その顔をみて、ニノも笑顔になる。

N「そうですよ♪
  今ぁ Jぃ と今後の五人の話をしているのに♪ 」
 胸を突き出して、俺の方に向かってくるニノ。


A「だっ誰の?どっちの?」
 雅紀が二人を交互に見ながら質問している。


N「もはや、十五年も一緒にいるって事は、そろそろねぇ~」
 雅紀の腕をスリスリしながら、猫なで声でいうニノ。

M「そう!男のケジメ!だなぁ」
 キリッとした男前松潤がニノの肩をポンポンと叩く。 


A「ね?誰と?ね!ちょっと話聞いてよ!」
 二人に無視されている事にムッとした雅紀が声を上げる。


 ニノと目が合う


N「別に『二人で』って決まりはないし…」
 口を尖がらしていうニノ。


A「え?五人で結婚できるの?」
 驚いたような顔で俺たちを激しく交互に見る雅紀。

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