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虹色の精霊に導かれて…

第13章 虹の祝福と宴

S「カハラ様」

{なにかしら?}

S「宴にお集まりの精霊さまに、人の子『嵐』として、一言挨拶をしたいと考えていますが、よろしいでしょうか?」


{良いのではないでしょうか。必要なモノはありますか?}

S「では、舞台とマイクを…」






{皆さま しばし こちらへお心を向けていただけますか…}
カハラの呼びかけに、談笑している精霊が一斉に舞台を見る。


S「えー 我々人の子『嵐』の15年の祝いとして、
  このような宴の席を頂戴しまして、ありがとうございます。

  ここで我らがリーダー『大野』より挨拶をしたいと思います」
“司会者”の役をゲットした櫻井が頭をさげる。



M「はい」
 マイクを“持っている”役をゲットした松本が、にこやかにマイクを大野に渡す。


O「ここで読むの?」
 さっきまで、なかった煌びやかな舞台を見て戸惑う“挨拶”大野。


N「読んで♡」
“原稿を書く”の二宮が笑顔で言う。


S「ノリノリだったでしょ?」
 笑顔2倍の櫻井。

M「言い出しっぺなんだし!」
 ニヤッ口角をあげる松本。


A「ほらほら♪」
 急かすように、背中を押して中央に立たせる“盛り上げ”相葉。


O「えー…オイラが読むなら、もっとマシなのにしたのに…」
 困った顔で原稿を開く大野。




 すーっと息を吸い込み、真剣な顔で正面を向く大野が挨拶を始める。

『 今の僕らが ここハワイで 嵐としているのは


 たくさんの人たちの 愛を… 奇跡を集めた結晶です


自分で言うのも恥ずかしいけど

 イケメンぞろいの ジャニーズ事務所 所属

 平均年齢30越え

超自然体 アイドル 嵐の『大野智』です!』


効果音キラン!!が、ふさわしい!笑顔の大野智がそこにいた。

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